2月15日(金)に行われた、グラフィックレコーディングセミナーに参加しました!
今まで、会議や講座の場で目にしたことがあった「グラフィックレコード」。(以下、グラレコ)
その先駆けとして、鹿児島県内外で「可視カフェ」やグラレコをされている関美穂子さん(以降せきこさん)の講座を受講しました!
今まで目にしたことがあって接したことがあるからこそ、「誤解していたなぁ」と思ったので講座の内容と今の気持ちをレポート。
グラレコって、「分かりやすく書くことができる/できない」じゃなくて、「心のハグ」が見える化したもの。
今まで見たことがある方は、おそらく私と同じように前者の役割だと思っているのではないかと思います。
「心のハグ」とはどういう意味なのか、グラレコでできることって何なのか。
今回は、そこにフォーカスをしてお伝えしたいと思います。
目次
グラフィックレコードとは?
グラフィックレコードでできること
会議や話し合いの場でよくある、
「あれ、何の話してたっけ…?」
「この前色々話をしたけど、結局何が決まったんだっけ…」
「○○さん、ちょっと話長いよね…」
といったモヤモヤを解決する(かもしれない)一つの方法がグラフィックレコーディング!
文字やイラスト、写真、記号などの視覚表現→グラフィックを使って、見える化することで
➀情報が分かりやすくなる! ➁コミュニケーションを促す!
という役割をもつことができます。
見る方が分かりやすいので…今回の講座のグラレコはこちら!
今回のグラレコの講座を鹿児島県内のグラフィッカー2名(しおりんさん・つるちゃんさん)がグラレコするという
超豪華講座でした…!!
▲こちら、しおりんさんが講座中に書かれたグラレコ。今日のテーマや目標を講座中に振りかえることができるよう、大きく書かれてます!(つるちゃんさんのグラレコはコチラ)
講座に行ってなくても、ざっくり概要が分かりますよね。文をだだーって読むよりも全然わかりやすい!
今回のグラレコセミナー講師 せきこさんの活動について
せきこさんは、鹿児島を中心に様々な場でグラレコをされてきたお方…!
こちらの記事をCheckいただければ、今までの活動が分かります。
そして、グラレコとは別に一対一で頭の棚卸をする「可視カフェ」では、100人以上の方と対話をしてきた実績が…!
私個人としては大学の先輩なのですが、先輩がこんな素敵な活動をされていることに驚きです。
みっちーさんしかり、せきこさんしかり、突き進む先輩はかっこいい。
私が今まで接してきたグラフィックレコード
地域おこし協力隊になってから、これまでグラフィックレコードに接することがありました。
▲Ten-Labさんが鹿児島県 共生協働課と共催した「地域づくりプロデューサー養成講座」では、毎回グラレコが登場しました。
▲御祓川の森山さんからお話を伺った際も、グラフィックレコードが。一連の話を構造化して、とても分かりやすかったです!
色々な場でグラフィックレコードを目にすることがありました。
毎回、講座が終わった後にグラレコを見直して「そうそう、そういう話だった!」と思い出していました。
会議の内容がパッと見て分かり、思い出すきっかけになるグラレコ…すごい!と
自分でやろうと思ったことが一度ありましたが、頭と手が付いていかず挫折…。。。
「思ってる感じにならない…!!私には無理だ…!!」と思っていました。
▲自分しか分からないよ…!!これは人に見せれるもんじゃない!と思いました。(涙)
講座を受けるまで、「グラレコ」だと思っていたことは、この「内容を分かりやすく可視化する」こと。
それが私にはできなかった…と凹み、チャレンジすることができずにいました。
教えてもらったこと グラレコは心のハグ
「あなたのことを受け取っているよ」と伝える手段
講座の中であった、「最近あったちょっといいこと」をグラレコする練習。
私の「ちょっといいこと」はお鍋が美味しい季節ということ。(笑)
ちょっとにもほどがありますね!
今はネギも白菜も安いので、つい鍋ばっかりですが、家計にも優しいし寒いから美味しいし、鍋がおいしい季節っていいなぁという内容でした。(笑)
この、「最近あったちょっといいこと」を他の人に書いてもらう時間が。
これが、とっても嬉しかった…!!
鍋がおいしいというだけの話を、「へぇ~!そうなんだ!」と一生懸命に話を聞いて受け止めてくれているのが分かり…
書いてくれた方の捉え方が目の前で見れること、初めての体験でした。
ちゃんと聞いているよ、ということが目に見えてリアルタイム表現されていく…ということがグラレコなのか!と。
講座中、せきこさんがおっしゃった
「私の知り合いのグラフィックレコーダーの言葉で、好きな表現があって…グラレコは”心のハグ”っていうのに、それだ!ってなって」
というのがとても良く分かりました。話を聞いて、一生懸命書いてくれるって本当に嬉しかった。
私は、トーラさんの最近あったちょっといいことを描きました。
自分では全然うまく書けなかった…!と思ってしまうけど、「うまい/うまくない」じゃないと思いました。
「ちゃんと受け止めて、話をきいているよ」
「私は、こう受け取ったよ」
ということを、目に見える形で表し、それを基に話をするということが大切なのではないか、と思います。
何より本当に嬉しかったから、私も誰かに何かしたい!という気持ちが大きい。
嬉しいという気持ちを知れたことがとっても学びになりました。
場づくりでできること。「企画」によっても場づくりが全然変わる
だれを思い、何のために描く?
その会議が終わった後に、どうなっていることが理想?
そのために、自分だったらどんなことを描くのかという「企画+制作」についても学びました。
グラレコでできること、色々…
▲チェックインに使ったり…(せきこさんHPより引用)
▲似顔絵全員分…!!!!!!こんなギフト…絶対嬉しいですもん!!(せきこさんHPより引用)
どんな場にしたいから、何を描くのかが変わるのか、ということにびっくりしました。
今回は、「もっと若い人たちにさつまあげを食べてもらえるにはどんな取り組みができるだろう?」という例題を基に
自分ならどうする?ということを話し合いました。
面白いことに、みんな捉え方が全然違うんです…!
・さつま揚げの料理法ごとにアイデアが見えるように書いてみる
・魚が違うとどうなるの?どういう工程があるの?など知識を掘り進めるように書いてみる
・みんなが場に参加できるように全員の発言が分かるように書く
など、同じ内容でもアプローチの方法や、誰のためにという部分が全く異なります。
私は、場づくり前と捉えて、参加者が楽しく自由なアイデアが出る→さつま揚げが自分事のようになる状態を理想としました。
場づくりの主となる人と相談の上ですが、グラレコという手段でどんなことができるかな?と考えるとわくわく。
できることは、「内容をまとめる」だけでなく、とっても幅広いんだなぁ、と実感しました。
講座を受講して
みんなちがってみんないい やってみようと思うことができた
とっても難しく…一度は心が折れていたグラレコ。
その、一度心が折れたことに逆に恥ずかしい気持ちを抱きました。
上手に書くことが目的ではなくて、どんなことができるか考えて場づくりに関わったり、
相手を想いながら、受け取っているサインとして描く。
「上手に描くことが前提だ」と思い込んでいたことが恥ずかしいと思いました。
だって、自分が恥ずかしい、と思っていたということは、他の人にも一定のレベルを求めていた、なんてことになります。ひゃーおこがましい!
それに、そもそも正解なんてない。
今回も、お二人がグラレコをされたことで全く違うものが出来上がりました。
こちらは、つるちゃんさんのグラレコ。(しおりんさんはコチラ)
▲つるちゃんさんのグラレコは、ほっこり温かい感じ。人が関わって講座ができているんだな、とわかるような温度感で素敵。
どちらもその人らしい書き方で、嬉しいですもん。
やってみることが大切なのかな、と思いました。
わたしのしぶしでやっていきたいこと
わたしのしぶしでは、お話を聞く機会が多くあります。
志布志の人を、志布志の人に知ってもらうことができれば、と思い始めたブログですが、
知ってもらう手段として文字以外の方法、それこそグラレコもあると思います。
取材に応じてくださった方に少しでも恩返しするために、話を聞きながらグラレコしてみたら
思ってもみなかったことが分かったりとかするんじゃないかな、と思うとわくわくします。
「書いてもらうのがとっても嬉しかった」
その気持ちを忘れずに、臆せず積極的にチャレンジしてみようと思います。
志布志の皆さま、できることがあればなんでもお声がけ下さ~い!
今回の講座を開いてくださった鹿児島県共生・協働推進課のみなさん・つるちゃんさん・しおりんさん、そして関さんありがとうございました!
とても共感いたしました。自分のFacebook Pageでもシェアいたしました。今後ともよろしくお願いいたします。
カエルン様、ありがとうございます!
Facebookページも拝見させていただきました。
とても素晴らしいグラレコの数々…惚れ惚れしました^^
フォローさせていただきましたので、今後ともよろしくお願い申し上げます!