【そば殻枕のつくりかた】そば殻処理~裁縫まで全部公開!

【そば殻枕のつくりかた】そば殻処理~裁縫まで全部公開!

志布志は、夏そばをブランド化しています。

2018年4月のお釈迦祭りで、そば殻枕を協力隊で作り、販売してみることに。

そば殻枕を作ろう!」と思うも、なかなか情報が出てきませんでした。

地元のおばあちゃんに教えてもらいながら、そば殻枕をなんとか作ることができたので、作り方(協力隊風)を余すところなく全部公開!

素人の試行錯誤による結果になりますので、ご容赦ください!

STEP1【そば殻の下処理】これさえ終われば簡単!

そば殻には、まだ身が付いているものもあります。

そば粉にチャタテムシが湧いてしまうので、そば殻の身を取り、できるだけそば粉を減らしましょう!

また、最初に虫が湧いている可能性もあるので、煮沸して乾燥させます。

<そばの下処理 行程>

①そば殻を水で洗う×3回→そばの身がついているものを選別、殻のみのものを選ぶ

②そば殻を煮沸or蒸す→今ついている虫を殺虫、その後の行程が楽なのは蒸し

③カラカラになるまで乾燥→天日干しがおすすめ!

詳しく見ていきましょう!

①そば殻を水で洗う

粉が残っていると、虫がつきやすくなるため、粉が綺麗に落ちるように水洗いしましょう!

▲洗う前のそば殻。少し白みがかっているのがそば粉です。

バケツの中でもみ洗いをして、ざるに取り上げる…これを3回繰り返します。

身が入っているそば殻は、水につけてすぐに沈みます。

そば殻が水を吸わないうちに、すぐに身が入っていないものを取り上げましょう!

▲そば殻にがっつり身が入っているものもあります。(白いところが身です)そば殻が水を吸ってしまうと、選別が困難に。

 水に入れて、かき混ぜてすぐ!選別をしましょう!(もしくは、水につける前に風を当てて、飛んだものだけを選別するという方法も)

②そば殻を煮沸する

洗ったそば殻を煮沸・消毒します。

今いる虫を殺虫することが目的。(見ている限り、虫がついていた様子はなかったですが)

▲今回は、鍋での煮沸と…

▲蒸して熱をかける方法と…

▲圧力をかけて殺菌する方法と3つの方法で熱を通しました。

お家では煮沸or蒸しかと思われますが、蒸した方が水分を吸わず扱いやすく、乾燥工程は簡単でした。(虫の付き方は不明です)

③乾燥させる

▲ほかほかのそば殻を、できるだけ広げて干します。今回は、

①しいたけの乾燥機にかける 

②天日干し 

③炒る と3種類の方法で乾燥させました。

一般家庭だと②天日干し か ③炒る かだと思いますが、炒ると焙煎香が強くなってしまい、スモークのような香りになります。

天日干しは意外とすぐに乾くので、天日干しがおすすめ!天気予報を見て、晴れが続く日にしましょう!

 

そば殻処理の注意点

そば殻、扱いにくいことこの上ない…!

水に濡れると手やざるに引っ付く、乾くと風に吹かれて飛んでいく…というなんとも扱いにくい性質!

▲水をかけてもなかなか取れません。掃除がしやすいように、汚れても大丈夫な環境をしっかり整えましょう!

(排水溝にネットを敷く、作業をするところは新聞を置く等)

 

自宅利用であれば、洗いや煮沸は要らないかも?お好みでどうぞ!

そば殻を昔作っていたおばあちゃん方々は、洗ったり煮たりしてなかったよ~とのこと!

洗って煮ても粉を完璧には取れないので、その後の定期的なケアが必要になります

天日干しを定期的にすることが、虫対策には最重要!

自宅利用の場合は、洗う~煮るは必要ないかもしれません。

 

STEP2【裁縫】枕に仕上げよう!

そば殻処理まで終わってしまったら、あとは簡単!

ミシンで枕を縫っていきましょう!

市販の枕を使ってもOKです◎

▲今回は、ミニシングルサイズと呼ばれる、一般的な枕よりちょっと小さいサイズを作成。

 枕カバーを付けれるように、一般的なサイズの35cm幅にしました。必要なそば殻は、約1.5kg。大人がボフッと寝れるサイズ!

 (ちなみに、一回り小さくして30cm×40cmにした場合は、750gのそば殻が必要でした)

▲生地は「シーチング」や「さらし」がおすすめ!

 生地屋さんによって、扱っている生地の幅が違うと思うので、幅によって枕の横の長さが決まります。

 縫い代が1cmと考え、完成したサイズ+4~5cmで切りましょう!

▲線を引いて丁寧に切りましょう!あとで楽をするかどうかは、ここで決まるといっても過言ではありません。

▲0.5~1cm程度を縫い代として、ガガガガーっと縫います。

最終的にひっくり返して内側に入る部分になるので、縫い代は少なくてOK!そば殻を入れる部分をしっかりあけることを忘れずに!

▲丸々ひっくり返します!ひっくり返すだけだと先ほどの縫い目がふわっとなるので、ぴしっとアイロンをかけましょう!

アイロンがけが終わったものに、1㎝程度縫い代をあけて縫います。

今回縫う部分が、最終的に枕のミミになる部分なので、よんごひんごならないよう丁寧に縫いましょう!

▲好みの高さになるまで、そば殻を入れていきます。

 一般的な高さが、7cm~8cmなので、そば殻を入れたらマチ針で止めて寝てみて…と寝心地を確かめながら入れましょう。

 今回は、高さ7cmにしてみました。

▲この、電球カバーがまさかのいい仕事をしてくれました…!

 そば殻は詰まりやすく、飛び散りやすいので、口が広く揺らせるサイズのシリンダーがあると便利。

 2リットルペットボトルの先を大きめに切る…等でもいいかもですね!

▲そば殻を入れるためにあけておいた部分を縫いましょう!

 内側のミミになる部分は、きちんとつながるように慎重に…外側は、中に入るように手で縫うと綺麗に見えますよ。

 気にしなければ、丁寧に織り込んでガガガーッとミシンで縫っても◎

そば殻枕、完成!3種類の生地で作ってみました!

▲3種類の生地で作ってみました。粉が吹いても大丈夫そうな白、汚れが目立ちにくい灰色、ベッドがパっと明るくなる黄色。

▲カバー付きでもかわいい♪触った感触が最高です!

 

そば殻ってどこで手に入るの?インターネットで見つからないそば殻…

そば殻って売ってるのかな、と思ったらなかなか見つからないものなんですね。

今回私たちは、池袋精米さんという地元の精米屋さんに分けていただきました。

「そば殻って普段どうされているんですか?」

とお伺いすると、「普段はいらないから畑に撒いている」とのこと!

以前は、そば殻枕の需要が多く販売されていたそうですが、今はあまり需要が無いそう。

そば殻1.5kgでもかさばるので、そば殻を脱穀している事業者さんへ聞いてみて取りに伺うのも手かもしれません。

もちろん、きちんと処理されたそば殻は販売されていますが、そば殻の処理からやると感動もひとしおです。

そば殻枕の付き合い方

もちろん、そばアレルギーをお持ちの方は、ご使用をお避け下さい!

また、ぜんそくをお持ちの方も避けた方がよさそうです。

小さい虫が湧いてしまう可能性があるので、1週間に1回は枕を天日干ししましょう!

また、吸湿性が高いため、髪が濡れたまま寝てしまわないように気を付けてくださいね!

そば殻は、使い続けるとつぶれてしまうため、1年に1回くらいは中身を変えたほうがいいかもしれません。

少し手間がかかりますが、触り心地は他に変えられない気持ちよさ。ぜひ作ってみてください!

そば殻枕を作ってみて。枕を手作りできるなんて!

最初の一歩が面倒で、できるのかな…と不安だったりしますが、

手作りで枕を作ることができるんだ、と発見でした!

毎日大切な頭を預ける枕、自分に合った自分だけの枕を手作りしてもいいかも。

そば殻の処理は大変でしたが、自分の好きな生地で好きなデザインで、好きな高さで…

Myまくらを自分で作ることも、案外簡単にできますよ!

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