昨日、1月20日にやっちくふるさとセンターにて民俗芸能大会が行われました。
私は、影アナとして、僭越ながらアナウンスを担当させていただきました。
民俗芸能って、あんまりなじみがないな、と思っていたのですが、
「とっても面白かったー!!!」
予想を上回る面白さでしたので、皆さんに紹介します!!
3年に1度行われる、民俗芸能大会。次は2022年開催予定なので、貴重な映像ですね。
アナウンス席からの動画なので、真横からのアングルですが…ぜひご覧ください!
目次
OP 竹太鼓【癒し…保育園生がかわいく千本桜】
松山やっちく会のみどり保育園、年長さん7名が千本桜を披露!
竹太鼓の披露の後は、女の子は鳴子・男の子は大太鼓に分かれ、かっこよく舞いました。
たくさんやることがあるのに迷いなく演舞をする様子を見て、たくさん練習したんだなぁと思う演舞でした。
▲大きな旗をもって入場。手を伸ばすと背丈の倍くらい!旗を振って、竹太鼓を叩き、鳴子でダンス…練習を頑張った様子が良くわかりました!
1.蓬原熊野神社神舞保存会【舞台の早替えにびっくり!】
2年間取材している蓬原熊野神社の神舞。
あっという間にしっかりした舞台ができることに感動!
小学生2名が、立派に演舞を行いました。
▲披露したのは、山舞1番・2番。他にもたくさん舞があるんです!堂々とした演技に拍手でした。
2.安楽正月踊り保存会【お腰に着けた…メロンパンナちゃん!?】
安楽正月踊りは、五穀豊穣・安産祈願のために奉納されている舞です。
鹿児島県の無形民俗文化財に指定されていて、国際民俗芸能フェスティバル九州大会にも出演したことが。
2月の第2土曜に山宮神社・日曜に安良神社で奉納されるので、ぜひ行ってみてくださいね!
▲昨年は、雨の中の奉納になりました。山宮神社での奉納はまた、一味違って神聖!多くの人でにぎわいます。
昨年も取材に行ったのですが、今回初めて気づいたこと…「腰にいろいろ付いてる!!」
メロンパンナちゃんやオラフが付いていること、今回初めて気づきました!
子どものためなんでしょうね!
▲チョッパーも発見!!びっくりしました!!
3.山重校区棒踊り保存会【子どもたちがカッコイイ!時代劇のよう】
山重校区の棒踊りは、昭和33年ごろから伝わるも、一度途絶えることに。
平成16年に保存会を結成し、校区の夏祭りで小学生が披露しています!
踊りを見て…小学生が何倍にも大きく見え、純粋に「カッコイイ…!」としびれました。
4.曽於市より野町民芸保存会【そば切り踊りは爆笑必須!】
今回一番の「衝撃」。
恒吉日輪城が落城したときに、敵兵にそばを提供し命乞いをした…と伝えられている、
お隣、曽於市から披露しに来てくださったそば切り踊り。
これが、衝撃作でした…本当に面白かった!!
そばを作る行程を一つ一つ、紹介しながら作っていきます。
▲最後にお茶目なおじさんが。カメラに気づいて「てへっ☆」
「あこりゃ、あこりゃ、あこりゃこりゃ」が病みつきに…!!
そばができると、町に売りに行きます。
町に売りに行くには、まず化粧をしなきゃ!とおしろいを顔に塗ります。(笑)
できたそばは、観客席に投げる!そば投げてる姿初めて見ました!(笑)
みなさん、おやめにお召し上がりください!
5.通山ちろい倒し保存会【鹿児島弁がすごすぎる!ミュージカル!?】
生まれた子供の健全な成長を願って、踊る舞…舞なのかな!?もはやミュージカル…いやコント!?でした。(笑)
ストーリー仕立てで、話は男の子が生まれた親「ついやまどん」に、
郵便屋さんが手紙を持ってくるところから始まります。
▲手紙を読むと…お祝いに、「牛300kg、焼酎100本…」と豪華なお祝いの品を持ってきてくれるとのこと!
▲「あれ?なんか少なくない」「残りは後からトラックで持ってくるっじ!」
そして、ここが今回最大の衝撃。
…何者ーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!?
最後まで一切触れられずに、スッと登場して消える、この癖の強い生き物がなんなのか…
だれか教えてください!!!
その後、山?を倒すお仕事をしているおじさんが登場。ついやまどんは、山を倒してほしいそう。
料金交渉をして、合意の上お仕事をお願い!と思いきや…なかなか合意しない!(笑)
なんと、ここはアドリブだそう!
作業に入り、奥さんもお手伝いに。
▲焼酎飲んだり、たくあん食べたり…なかなか仕事をしない。(笑)
▲なんと、立ちション!!(笑)みんな腹を抱えて笑っていました。
無事に山が倒れて、「めでたし、めでたし!」
▲最後は登場人物全員で礼!あの生き物は触れられず…何なのー!?とっても面白い舞でした!
なんと、今でも男の子が生まれるとお家でこの舞を踊るそう。ぜひ今後も続けてほしい、楽しい舞でした!
6.蓬原中野八月踊り保存会【前見えてるの…!?独特の雰囲気!】
五穀豊穣・家内安全を祈願して水神様に奉納する「八月踊り」。
中秋の夜に、この集落で奉納してきた舞ですが、今は中野自治会だけが存続しているそう。
前が見えてるのかな!?と気になる見た目ですが、とってもかっこいい舞でした!
▲浴衣の女性と、前が見にくそうな格好の男性。由来を知りたいです!とっても雰囲気があってかっこいい。
7.志布志俵踊り保存会【男踊りらしく、力強い踊り】
米や油を千石船で搬出する際、豊年踊りとして踊られた「俵踊り」。
昔は、青年団中心の男踊りだったそうですが、確かに男らしく迫力ある踊りでした!!
女性が多いですが、本当に格好いい。勢いがあり、惚れる踊りですね!
▲俵を使ったパフォーマンスは本当にカッコイイ。女性とは思えない力強さで、しびれました。めでたい舞ですね!
8.中村芸能保存会【圧巻の手べし。まるで忍者!?】
最後は、中村芸能保存会の「手べし」。
今回、3組「手べし」と呼ばれる道具を持たずに手だけでの表現の踊りがありましたが、
中村芸能保存会の手べしは、全員全く同じ格好というのが特徴!迫力があり、とっても格好良かったです!
▲まるで忍者のような見た目。同じ格好で踊りもそろっていて、本当に圧巻です。カッコイイ!
取材を終えて
そばを投げるなんて思わなかったし、演技中に爆笑するなんて思っていなかった…色々とびっくりしました!(笑)
「衝撃」。この一言に尽きます。
どんな経緯でこの舞になってるんだろう、とか考えながら見ると、独創性があって本当に面白い。
昔、色々な願いを込めて作られた舞が、今も継承されていることは尊いことだと思います。
一方、どの保存会も直面している問題が「後継者育成」ということもわかりました。
披露する機会も少なくなり、知らずに育つ人も多いのではないでしょうか。
ぜひ、一度でいいから見てみてください。
自分が住んでいる土地に、こんな伝統芸能があること、知っているだけでも財産ではないのかな、と思います。
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