毎年志布志の埋蔵文化財センターで行われている、志布志のひな人形展。
一昨年に初めて行って、「ひな人形ってこんなにバリエーションあるの!?」と驚きました。
ひな人形って、笑っているのか怒っているのか無表情なのか…つかみにくい表情で、小さい時はちょっと怖かったりしますよね。
埋蔵文化財センターのひな人形展には、そもそも形が全然違うひな人形もいっぱいあって、何なら顔がないのもあり、
とっても面白かったです。これなら、子どもさんも大丈夫そう!
2月18日(火)~3月15日(日)まで、入場無料で見れるので、ぜひ行ってみてください~!
この記事では、一昨年飾られていた「変わり種ひな人形」をメインに紹介します!
目次
ひなまつりってなに?仙厳園で「ひな祭り」の原点を体験できる
ひなまつりは、3世紀頃の中国で流行っていた風習だそうで、
「季節の変わり目は邪気が入る」と考えられていた当時、身を清めるために水辺で禊をしていたそう。
他にも、「曲水の宴」では、水の流れのある場所の隣に座り、お酒の入った盃を流し、自分の前を通り過ぎるまでに詩を詠むというなんとも風流な風習がありました。
▲なんと、仙厳園では毎年「曲水の宴」が行われています!詳しくはコチラ
これが平安時代に日本に伝えられ、宮中行事になったそう。
人形で自分の体をなでることで、穢れをうつし川に流す「流し雛」がはじまり、
紙でできた「立ち雛」が作られるようになったそう。
平安時代には、この「立ち雛」で「雛遊び(ひいなあそび)」というお人形遊びが貴族の女の子で流行り、雛人形の起源になりました。
子どもの健やかな成長と幸せを願い、その思いを込めてお雛様を飾るひな祭り。
では、ひな人形展の様子を見てみましょう!
志布志市埋蔵文化財センターのひな人形たち
①曲水の宴そのもの!川べりで詩歌を詠むおひな様たち
先ほど紹介した、ひな祭りの元になった「曲水の宴」。
このひな人形を見てください!白い石で作られた川の周りで演奏していますね!
詩歌を詠んではいなさそうなので、曲水の宴ではないのかもしれませんが、平安時代の雰囲気が素敵。
そして!いままで見たことがなかった後ろ姿も見れるという衝撃!
髪もちゃんと結ばれていて、後ろから見ても完璧です。
細かいところまで見たくなってしまうおひな様でした。
②名古屋城!?しゃちほこ付き天守閣のおひな様
▲7段の豪華なお雛様…と思いきや、さらに豪華絢爛なお城に入っています!
豪華だけども…おひな様とお内裏様の顔が見えない!(笑)
しゃちほこ付き天守閣はちょっと…お顔に影が…でも、リアルですよね。本当はこんな感じなんでしょうね。
アップしてもお顔は見えない。残念!(笑)
③変わったおひな様5つ一気に紹介!ミニミニお雛様、木彫りのお雛様など
親指サイズ!?思わず「ちっちゃ!」と言ってしまうミニミニおひな様
▲このおひな様、人差し指程度のちっっっこいおひな様です。小さいのに、何の人なのかは一目見て分かる精巧さ。シンプルなお顔も可愛い( ̄・ ̄)
縁起がいい!だるまさんおひなさま
▲ころん…と転がってしまいそうなだるまさん型のおひなさまです。包まれている感じがかわいいけど、顔は結構しっかり目ですね。
木彫りの…クマならぬおひなさま
▲き、木彫りのおひなさま!?1本の木を彫っているのが分かりますね。シンプルながら、色合いとかお顔がとってもかわいい!
陶器のつやぴかおひなさま
▲つるっぴかっと光っていて、触りたくなるおひなさま。手前の狛犬(?)の表情がなんともいえないかわいさ▽・エ・▽ワン!
伝統が感じられます…薩摩の糸びな
▲江戸時代に生まれた、薩摩の糸びな。戦前まで、女の子が生まれた家に贈る習わしがあったそう。
一本の割竹で出来ており、顔がありません。髪が麻糸でできているので、糸びなと呼ばれているそうです。
ハマグリの貝で縁起物 貝びな
▲はまぐりの貝をちりめんでくるんだ貝びな。はまぐりは、対となる貝殻としか組み合わせることができないので夫婦円満、貞節の象徴とされるそう。
【番外編】かわいらしいミニミニおせち
▲ち…ちっちゃ…!!ガチャガチャに入る大きさのおせちです。よく見るとエビとか蒲鉾とかちゃんと表現されていてかわいい…!
志布志のひな人形展 展示は3/15(日)まで!
いかがでしたでしょうか?
珍しいおひなさまたちは、3/15(日)まで、志布志埋蔵文化財センターで見ることができます!
今回紹介していない「さげもん」も素晴らしいので、ぜひ足を運んでみてくださいね!
*掲載した写真は、2年前の写真です。今年の展示と異なる部分があるかもしれませんので、ご了承ください。
志布志市埋蔵文化財センターのアクセス
〒899-7104 鹿児島県志布志市志布志町安楽41-6
電話:099-472-0140
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(国民の祝日の時は翌日)、12月29日~1月3日
入館料:無料
※ひな人形展は2020年3月15日(水)まで
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