【シューズイトウ】「革漬け者」伊東さんの趣味の顔

【シューズイトウ】「革漬け者」伊東さんの趣味の顔

バッグや靴の修理をメインに行う「シューズイトウ」店主の伊東さん。

子どもの頃からモノ作りが好きで、手先が器用で、絵を書くのも得意。

そんなモノ作りが好きな伊東さんだから

「きっと趣味も革細工なんだろうな~」

「趣味を仕事にしているなんてカッコイイ」と思っていたら

なんと伊東さんの趣味は釣りだそうです!

さらに、運動神経も抜群。特にソフトテニスが得意で、全日本高校選抜大会優勝という経歴も。

今も週に2回、子どもたちにソフトテニスを教えているとのこと。

革細工一筋!!だと思っていた伊東さんの、掘れば掘るほど出てくる裏の顔に驚かされるとともに

伊東さんの何事にも妥協しない真面目な性格がバックや靴の修理にも活かされていることに気づきました。

趣味1「釣り」餌木から手作りなんです!

趣味は釣りという伊東さん。

今は海釣りも川釣りもするけど、最初はイカ釣り(エギング)から始まったそう。

釣りが趣味と言っても、伊東さんの場合は趣味の域を超えているんです。

なんと餌木から手作りしているんです。しかも餌木を収納する木箱も手作り

▲伊東さん手作りの餌木(エギ)と餌木を収納する木箱。

伊東さん流、餌木の作り方

まず、「餌木(エギ)って何なの?」って人のために簡単に説明します。

餌木とは、大形のイカを釣るのに用いる擬餌鉤(ぎじばり)で、木片でエビや魚の形を作り、尾の周りに掛け鉤をつけたものだそうです。

手先が器用な伊東さんは「コレなら自分で作れるかも」と見様見真似の独学で作り始めたそうです。

伊東さん流、餌木の作り方を簡単に紹介します。

▲まずは木片を魚の形に削ります。

▲餌木に貼る布切れの一部です。キラキラと綺麗なスパンコール。海の中では魚の鱗に見えるかも。

▲木片に布を貼って、顔の下側にあるオモリ「シンカー」や、お尻にある針「カンナ」等をつけて出来上がり。

オーダーメイド餌木。世界に一つだけの餌木をあなたに。

趣味で餌木を作っているという伊東さん。

手作りの木箱には無数のハンドメイド餌木が収納されています。

市販のものと見比べてみましたが、素人の私には到底見分けがつきません。

「こんなに沢山の餌木、勿体ない!販売はしないですか?」と聞いてみると

「これで儲けようとは全く思わない。好きでやってるだけだから」とのこと。

…とは言うものの、とっても優しくて頼まれたらNOとは言えない伊東さん。笑

「思い出の布で餌木をつくりたい」「誰も持っていない餌木がほしい」「メーカーの作る量販餌木にはもう飽きた」等々・・・

自分だけの「オーダーメイド餌木」を作りたい方は是非伊東さんに相談してみてください。

趣味2「ソフトテニス」運動神経も抜群です!

手先が器用な伊東さんですが、昔から身体を動かすのも好きだったそう。

全日本高等学校選抜ソフトテニス大会優勝

中学生で始めたソフトテニスでも才能を発揮し

その腕前が認められ商業高校から声がかかりました。

高校ではテニス漬けの日々を送り、1978年全日本高校選抜大会で優勝

話を聞いていると何でも簡単に器用にこなしているように聞こえてしまいますが

テニスの腕前も伊東さんの何事にも妥協しない真面目な性格が影響しているように思います。

現在は週2回ソフトテニスのコーチ

高校で全国1位になった伊東さんですが、その後20年程テニスから離れていたそうです。

「20年もブランクがあるし、もう二度とテニスはしないだろう」と思っていたある日、娘さんのお友達から

「大会に行くことが決まったのに練習が出来ない。おじちゃん、テニスを教えて」と頼まれました。

頼まれると断れない伊東さん。それから、ずっとテニスのコーチを続けているそうです。

現在は毎週水曜日と土曜日、子どもたちにソフトテニスを教えています。

今はテニスを教えている子どもたちの成長が楽しみだという。

そんな穏やかで優しい伊東さんがコーチだから、きっと楽しくのびのびとテニスができると思います。

お子さんのテニス教室を探している方、伊東さんに相談してみてください。

趣味3「人助け!?」頼まれると断れないんです!

2018年12月、シューズイトウの近くにインド料理専門店「ヒマラヤ」がオープンしました。

ヒマラヤを経営するカレル・サミールさんは若干19歳

叔父さんのお店の味を受け継ぎ、知り合いのいた志布志での開店を決めたサミールさん。

そのサミールさんの知り合いというのが、以前伊東さんが勤めていた「靴のヒダカ」の同僚の息子さんだということが分かり、ご縁を感じた伊東さんは改装前からずっと協力してきたそうです

・業務用冷蔵庫が入らないので厨房の入り口を改装したこと

・ヒマラヤのウェルカムボードをカービングで作製したこと

・大晦日にはサミールさん達を自宅に招待して皆で年越しをしたこと

まるで趣味の話をしているように、とても楽しそうに話してくれました。

隣で聞いていた奥様も「今は自分のことよりサミールの手伝いが優先よ」と笑っていました。

頼まれると断れない、困っている人を見ると放っておけない、伊東さんは優しさでできています。

取材を終えて

伊東さんの裏の顔を覗いてみて感じたことは、伊東さんの何事にも妥協しないまっすぐで真面目な性格が、趣味の釣りにもテニスにも表れていること。

そんなまっすぐで真面目な伊東さんだからこそ、お客様が大事に使ってきた靴やバックの修理を安心して任せることができるのだと思います。

頼まれると断れない、困っている人を見ると放っておけない、そんなとっても優しい伊東さんだからこそ

「いい人過ぎて、優しすぎて、いつか損するんじゃないか」と勝手ながら心配になりましたが

伊東さんは損とか得とかそんな勘定なんてしないほど優しい人なんです。

私も誰かの役に立ちたい、私にも何かできることはないかな、そんな気持ちになりました。

取材を通して伊東さんの優しさや温かさを少しだけ分けてもらった気がします。

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